DfAMとは?金属3Dプリンターの特徴を活かした最適な形状の設計を実現(後編)

「DfAM」というと、金属3Dプリンターのメリットを活かした設計がクローズアップされますが、一方で金属3Dプリンターのデメリット解消にも活用されています。本コラムでは、金属3Dプリンターによる造型を最適化する設計手法について解説していきます。
前編はこちら「DfAMとは?金属3Dプリンターの特徴を活かした最適な形状の設計を実現(前編)」
金属AM造形において以下のお悩みはございませんか?
- 複雑な造形の部品を作りたい
- 受注から納品までにかかる時間を短縮したい
- 納期が長い部品を新たに製造するのではなく修理したい
上記のようなお悩みごとがございましたら、大陽日酸の金属AMソリューションをご検討ください。
「金属AM造形を進めたいが、進め方が分からない。」などといった些細なお困りごとでも、まずはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
DfAMによる金属3Dプリンターのデメリットを補うための設計
金属3Dプリンターのメリットとして、設計の自由度が高いことが挙げられますが、実際にはその自由度を造型に生かすために、さまざまな制限が生じることがあります。ケースによっては、顧客が求めている構造が実現できないこともあります。そのため、DfAMではそのような金属3Dプリンターゆえのデメリットを補うための設計も行われています。具体的には、以下のような対応が挙げられます。
- ・45度の傾斜によって宙に浮いた状態である「オーバーハング」の緩和のための造形姿勢の提示
- ・造形時のサポート材をできる限り削減した設計の提示
- ・造形時に材料である金属パウダーが抜ける構造・抜けやすい構造を考慮した設計の提示
設計の自由度を最大限活かした造型を実現する金属3Dプリンター「Velo3D」
本来、基本性能が高く、設計の自由度が高い金属3Dプリンターであれば、前編でご紹介したような金属3Dプリンターのデメリットを補う設計に、時間を掛ける必要がありません。
そこで導入をおすすめするのが「Velo3D」の金属3Dプリンターです。従来の金属3Dプリンタを用いた複雑形状の部品加工に付きものだった、大量のサポート材敷設、除去を解消する、サポートレス造形を実現しています。また、従来では45度までとされていた傾斜におけるオーバーハングの緩和も不要で、最大ゼロ度の造形が可能です。最新技術の金属3Dプリンタを導入し、DfAMソフトウェアを活用することで、積層造型のメリットを最大限享受できる造形を実現します。
以下では、Velo3Dのカタログをご確認いただけます。情報収集としてぜひご覧ください。
Velo3Dのカタログを見る